初めての海外独り旅 続編

ロンドンを目指すシンガポール航空の中

隣の席には、アラブ系のお母さんと3歳くらいの娘さんが座っていた。 午前6時にヒースロー空港に到着。隣のお母さんと娘さんが降りていった。ロンドンにとうとう到着。他の乗客全員が降りることを確認していちばん 最後に降りようと思っていたのだが、隣の女の子が人形を座席に忘れていった。 私は人形を持って女の子のあとを追いかけ、乗降口でその女の子に人形を手渡して一緒に降りました。

通路を振りかえると、乗降口から降りてくる人はいない。 何か変な予感はしたが、そのまま荷物の受け取り場所に行く。 荷物受け取り場で、荷物が出てくるのをひたすら待っていたが、出てこない。

日本で買ってきた「旅行英会話SOS」の本をデイバッグ から取り出し、荷物が紛失した場合の英会話のページに書いてある通り、"I can't find out my suitcase."を暗記する。私は、泣きべそをかきながら、ロストバッゲージの係員に覚え立ての台詞を言いました。係員は、何とかかんとかと言っているが、わかりません。舌を丸めて、もう一度、聞きました。「ここはロンドンではない。ここは、ブリュッセルだ。」 と言っていることが、理解できる。どうなるんだろう。別室に連れていかれ、私は半泣き状態でした。係員は、5時間後にロンドンに飛ぶ英国航空のチケットを手配してくれて、 航空券代はいくらになるのかなと心配していたのですが、無料で乗せてくれました。

さすが大英帝国の航空会社だ、感激。

私を世話してくれた女性係員の話しによると、空港を間違えて降りる乗客はよくいると言っていたような気がする。 私だけじゃないんだ、と安心する。 ロンドンヒースロー空港に到着。 「なぜ、ブリュッセルから来たんだ。」と入国審査官。立ち止まりを食らってしまう。後ろに並んでいる人達に申し訳ないなあと思いながら、5分近く入国審査官と同じ質問と返答の繰り返し。こんなにしんどい思いをしてやって来たんだ。早く入国させてくれ。一体、僕のどこが怪しいんだ、ってな気持ちでした。

英語で説明出来ないでいる私は、とうとう別室に連れていかれました。


日本語堪能のイギリス人女性係員に事情を説明して、やっとの思いでイギリスに入国となりました。入国審査官からもらった紙切れを持って、 既に5時間前に到着している荷物を受け取りに行く。

さーて、この空港からどうやってブライトンに行けばいいんだろう。

エスカレーターがとっても長い地下鉄の駅に行って、ロンドンの南にある国鉄の駅にたどり着く。 切符の買い方がわからない。どの列車に乗ればいいのか、駅員さん、労働者風のおじさんに確認して乗りました。

不安、不安、不安だらけである。

本当にこの列車でいいの?途中の駅で車両は切り離されてしまうし、路線が2つに分かれている。 たばこを吸っている労働者風の別のおじさんに確認する。運良く私は、ブライトン行きの車両に乗っていたみたいで、無事にブライトン駅に到着しました。

既に夕方の5時頃で暗くなっていた。初めて訪問する街に、暗くなってから到着することは、非常に不安になるものだ。黒い英国のタクシーに乗って、ホームスティー先の家に到着。 大歓迎のパーティーでもあるのかと期待していたが、 入れ替わり立ち代わり海外からの学生がホームスティーしているようで、歓待のおもてなしはなかった。ホームスティー先のおばさんは、私がどんなに苦労して、ここに着いたのかは、もちろん知りません。説明していないから、わかるはずないか。

芋と魚のフライばかりの食生活が始まったのでした。

TRAVEL is TROUBLEです。


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